チェルノブイリ・ハート

1986年4月26日、チェルノブイリ原発事故が発生。大量に撒き散らされた放射能は、その後この地に生まれた子供たちに大きな影響を与えた。16年後の2002年にベラルーシを取材すると、事故後に生まれた10代の若者の甲状腺がんの発生率は30～40％となっていた…。

「チェルノブイリ・ハート」は、チェルノブイリ原発事故の影響を追ったドキュメンタリー作品です。事故から25年以上経った現在でも、その影響に苦しむ人々の姿をマリオン・デレオ監督が真摯に描き出しています。ショッキングな映像の中にも、観る者の心を揺さぶるメッセージが込められており、深く考えさせられる作品となっています。事故はまだ終わっていないという現実を、観る者に突きつけます。