検索キーワード:「小山知子」

  • あらすじ

    埼玉県にある吾野駅。このあたりは、2年前に起きた“7G事件”の影響で、大人が動物の姿に変わってしまっていた。そんな状況で、高校生として過ごす静留は、行方不明になった親友・葉香のことをずっと気にしていた。ある日、静留が目にした新聞には、池袋の街中にいる葉香の写真が。居ても立っても居られず、町の外のことを知る善治郎の助けを借りて、静留は駅のホームに残されていた電車を出発させる。葉香をさがすため、池袋に向かうのだ。

  • あらすじ

    若き行商人クラフト・ロレンスは、荷馬車を引く一頭の馬を相棒に、街から街へと商品を売り歩く日々を送っていた。ある日、黄金色の麦畑が広がる小さな村を訪れた彼は、耳と尻尾を有する美しい少女と出会う。「わっちの名前はホロ」自身を“賢狼”と呼ぶホロは、豊穣を司る狼の化身だった――。彼女の「遠く北にあるはずの故郷・ヨイツの森へ帰りたい」という望みを聞き、ロレンスとホロは北を目指す商売の旅の道連れとなる。だが行商人の旅には思いがけない波乱がつきもので……。孤独だった行商人と、孤独だった狼の化身を乗せた馬車が、今、騒がしく走り始める。