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あらすじ
殺人事件発生の一報を受けた警視庁捜査一課長・大岩純一(内藤剛志)は、運転担当刑事・奥野親道(塙宣之)とともに事件現場に急行する。渋谷の路地裏で刺殺されていたのは、フードプロデュース会社の社員・押尾貴代。遺留品のバッグの中からは、なぜかかつて喫茶店によく置かれていた“ルーレット式おみくじ器”が見つかった。さらに事件の夜、昭和レトロなファッションに身を包んだ謎の女が現場にいたこともわかった。その矢先、貴代の上司であるフードプロデュース会社社長・飯吉望のパワハラ発言の音源がネット上に流出。飯吉は大炎上し、会社の株価は大暴落してしまう。まもなく音源の流出先は、貴代のSNSの裏アカウントだと判明。貴代と飯吉の間にはトラブルがあったのだろうか…。その裏アカウントには事件の5時間前にパフェの画像が1枚アップされており、それが最後の投稿になっていた。そんな中、昭和のおみくじ器に興味を抱いた平井真琴(斉藤由貴)は、1軒の喫茶店にたどり着く。その店は“さすらいの洋菓子職人”を名乗る永井杏子が営む、昭和をコンセプトにしたレトロなカフェだった。なんと、貴代が最後に裏アカウントに投稿したパフェの写真は彼女が貴代に提供したものであることが判明。一気に杏子への疑いが強まるが、大岩は彼女の名を聞いて過去の未解決事件を思い出す。それは24年前、杏子の家族に起きた誘拐事件だった――。