映画「現代怪奇談」はYouTubeで見れます【横浜国立大学映画研究部の自主制作】本格的にホラー

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Twitterにて紹介していただいた横浜国立大学映画研究部の自主制作映画「現代怪奇談」と「モノトーンなふたり」は制作部のYouTubeにて視聴できます。タイトルからしていい感じのB級映画感を醸し出しており、中の人の大好物間違い無しで、最高の作品でした。

 

映画「現代怪奇談」3作品の感想

映画の感想は以下よりご確認ください。また、感想は個人の主観であって、考察などに誤解や間違いや想像を含んでいる可能性がありますので、ご了承ください。

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恐怖!森に棲む悪魔

うううううおおおおおおおおおおおおおおおおいいい!まじかよぉ。本格的にホラーだった。すごい自然な感じで描かれていて、明るい女の子、冷静な青年って構図だったのが、まさかの犯人が…。ずっと笑顔でいるのヤバくない?

 

ひっかかるのはムー2019年5月号をかぶって寝ている所と、オカルト研としてUFOについて調べている所、そして、その裏に殺した?人物がマークされているという所。

 

怪物というよりは、あれだ、エイリアンVSプレデター2の証拠隠蔽のために遠い宇宙からやってきたプレデターみたいに、UFOを見た人物を殺して回って封じている可能性。1:39の壁には映画研究部って貼ってあるのに、オカルト研ってなってるのは、遊び心が混ざってるのか良いなって思った。

 

リングサイド・ストーリーの張り紙があるとか渋いなぁって思った。映画が好きなんだなぁって所から、ここは映画研究部の部室であろうな。

 

犯人はきっと人間ではないんだろう。人の姿はしているが、その中身、本体は森に隠れ住んでいる怪物、まぁ宇宙人だろう。遺体を隠していない点を見ると少々やり方が下手っぴな気もするが、もしかしたら殺害場所に人を寄せ集めないといけない理由があるのかもしれない。そこが住処で、食糧にでもするんだろうかね。貢物にしないといけないのか。そうしないとその子(実はただの人で、弱みを握られているとか)が死んでしまうとか。

 

大襲来!吸血コウモリの群れ

女の子の髪の毛がめっちゃきれい。しっとり感とふわっと感が同居してて、きれいにお手入れされてる、愛されてるなって感じ。少し染めている?感じもするけどすごく似合ってて、絶対センスある。シャンプー何使ってるんだろう。あのスカートであんだけ走り回れるのがすごい。

 

戦闘機の型が分からなくて悔しいんだけど、F-2型っぽいけどあの尾翼、垂直尾翼はだいぶ個性的なのに知識が足りないし、主翼の所になにか足りてない気がするのでたぶん実在はしないタイプの模型だと思うんだ。うん、F-2だと思うの。F-2戦闘機が落ちるってことは、もう地球防衛軍、EDFの出番だと思うの。

 

でさ、戦闘機の燃料タンクを爆薬って書いてなかった???あれって確か燃料タンクだったともうんだよね、投下するやつじゃなかったと思うんだよね。爆弾なのに名称がスナイパーッテあたりで一回笑っちゃった。ちょっと楽しくなってきた。

 

で、一番いい所で終わっちまった!そっからでしょうが!!そこからが本編でしょうが!!なんで!一番気になるところを映してくれないの!!終わっちまった。

 

だが、これで終わりなはずがない。既に答えはあったはずだ。このシーン、最後は女の子を捉えて終わってるけど、終始乗り気じゃない感じの男性が吸血鬼そのものなんじゃないか、または、全く逆で女の子が吸血鬼で、男性の生気を吸って生きているのでは、と思ったけどそれだとサキュバスなのでちょっと違うか。

 

これぞ「続きが気になる」の良い代名詞であろう。

 

悪夢

さすがに気づいたよね。爆破エフェクトが好きなんだって。VFXCentralとかAfterEffectsとかDetonate素材とかなんかで爆破合成できるって分かってからは沼ですよね。分かりますよ?何でも発破したくなるの。でもね、それ、その破壊衝動、魔力の導きかもしれませんよ?爆破オチはいいぞぉ。

 

扉開けて「ピーポーピーポー」扉締めて「シーン…」の所で爆笑しました。これはもうコメディ作品です。ホラーじゃなかった。そんな防音扉うちにも欲しいわぁ!

 

ちょっとマジですごいなって思ったのが室内の揺れてる感じの表現が本当に揺れてる感じになってる所。あれって地味にすごくないの?そんなかんたんに物を揺れているように見せるってできなかった気がするんだ。カメラを揺らしてるんじゃなくて、それもあるかもだけど、ちゃんと背景のものが物理的に揺れている。陰で男性陣ががんばって揺らしてるの?ちょっとそこすごいと思った。

 

夢から覚めてからの「私って今、本当に起きてるんだっけ?」で急に肝が冷えた。この問いかけはいけないよ、寝ているか、起きているか、そもそも自己の認識を疑うことで、自分自身が見えている今のこの世の中全てが「今見えているものって、本当にそこにあるんけ?」って疑問に直結してくるで、シミュレーション仮説への導入なんよ。

 

そして、この作品の中で、彼女一人しか出てこなかったあたり、まだ彼女は夢の中にいる。自分以外の人がいない。それが一番不自然な状況だ。

 

アニメ「モノトーンなふたり」の感想

非常に秀逸な問いかけをしている作品だと思った。

 

世界の捉え方、色覚とは、という目線で対比が美しく描かれていた。私たち霊長類は色を認識できるけれど、実は動物の中には色がよくわかってないものもいるんだ。そんな生き物にとっては、におい、動き方、音は大切な情報源でそれしか外界と触れ合う感覚がない。

 

白猫と黒猫、明るい時には黒が見えるけど、白は見えない。暗い時には白は見えるけど、黒は見えない。まさに地球と月と太陽だ。明るい時に月は見えない、夜になると月が見える。

 

そして、見ている、見えているということはその色を認識できているということであって、色覚を持っている。色覚があるということはその波長の光を視認できるってことで、人の認識では赤とか青とかが見れるわけだ。三原色をうまく使ってるなって思った。

 

なぜ植物が緑色で、葉緑体は緑色で、なぜあえてその色なのかを考えていくとおもしろい。クロロフィルとかエネルギーの話になってきて完全に科学の領域になるけど、その色のエネルギー体が植物にとってちょうどいいからだ。

 

白猫と黒猫はたしかにそこに同時に存在はしているが、どちらかしか認識できない時がある二面性があるってのも光の二面性(波と粒子)に似てる感じがして良かった。明るい時に黒猫が見えたら、その時の黒猫は粒子、白猫は波なんだ。その白い光にはすべての色を含んでいる可能性があって、このアニメーションは、光の可能性について語ってるんじゃないかって思ったくらい。

 

プリズムの実験みたいに屈折させて波長に変化があれば光に色が宿って見えるようになる。白は、ただの白ではないのだ。隕石?のようなものはおそらく光子だろうか、二面性の猫が一緒になって光になって飛んでいった、色をばらまいたのはあっちこっち飛び回って、その色の光が分散したからだろう。

 

非常におもしろい。いや、興味深い。ヘクト光学という分厚い本を知っているだろうか、ちょっとちゃんと読んでみるといい。何かいい発見があるかもしれない。いい作品を見た。そこに宇宙を見た。

 

自主制作って、マジか。このレベルの内容ってマジか。すげぇな。

 

個人的に一番うつくすぅいと思ったのは、町並みのイラスト。あの表現の仕方はなかなか見かけない。すごくきれいな町並みのイラストだった。ああいう線、道の描き方もあるんだな。

 

なんだったら、2匹の猫が一つになれて、一緒になって、結婚して?世界に色が宿ったとも取れる。見方や考え方によってはハッピーエンドでもあるが、壮大過ぎる「光子」の冒険の話にもなる。