終物語

10月のある日、阿良々木暦が神原駿河から紹介されたのは転校生の忍野扇だった。暦は、忍野メメの姪を自称するその少女に学校案内したところ、ある教室に閉じ込められてしまう。そこで暦は、忍野扇により1年生の頃にあったある出来事を語ることとなる…。

『終物語』は、西尾維新による青春怪異物語の最終章です。主人公・阿良々木暦の過去が描かれ、彼がなぜ人と関わることを避けるようになったのかが明らかになります。中学までの彼は正義の味方のように周囲の人間を助けていましたが、高校に進学してからはその態度が一変します。この物語は、その変化の理由と、彼がどのように成長していくのかを描いています。