幼年時代から青年時代にかけての人質生活をはじめ、幾多の辛苦をなめながら、信長、秀吉と同時代を生きた家康。桶狭間の合戦で武将として自立し、関ヶ原の合戦、大坂冬の陣、夏の陣を経た家康は戦国乱世に終止符を打ち、天下泰平の偉業を成し遂げていく。

「徳川家康」は、山岡荘八の同名小説を基にした大河ドラマです。滝田栄が演じる家康の人間味あふれる姿を描き出し、その波乱に満ちた生涯を壮大な歴史ロマンとして描いています。家康の若き日から晩年までを綿密に描き出し、その生涯を通じて戦国時代の激動の歴史を体感できます。また、役所広司が演じる織田信長の存在も見どころの一つで、本作が役所の出世作となりました。小山内美江子の脚本により、家康の人間性や時代背景が鮮やかに描かれています。