産業省に勤める山田は上司である岡林局長のお供で北海道へ。岡村は若くして局長になり、将来の次官候補とも言われるやり手だった。その岡村の元に、課長補佐の倉橋が警視庁に呼び出されたとの連絡が入る。その数日後、倉橋が謎の死を遂げる。

「土曜ドラマ　中央流沙」は、松本清張の小説を原作とした社会派サスペンスです。斬新な脚本と演出で、官庁の闇を描き出しています。物語は、謎の死を遂げた産業省の官僚の死因を巡り展開します。自殺か、事故死か、それとも他殺か？その真相解明が物語の核心となります。また、松本清張自身が死体運搬人役で登場するのも見どころの一つです。和田勉の映像化により、原作の世界観が見事に再現されています。