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6人の男たちが目を覚ますと見知らぬ廃倉庫に閉じ込められていた。首には何やら首輪がはめられ、外すことができない。辺りを見渡すと監視カメラが設置されている。すると、近くに置いてあった犬のぬいぐるみが突然喋り出した。AIが搭載されているというこのぬいぐるみは、唯一理解できない人間の感情「ときめき」を知るため、無作為に選んだ6人を強制的にこの「実験」に参加させたのだった。実験のルールは「ときめきの数値が基準値を超えると脱落すること」。そして「生き残るのはたった一人」ということ。6人はそれぞれの反応を見せる。こんな理不尽な状況にも、どこか冷めている様子のフリーター・角谷(小林亮太)。彼を不思議そうに見つめる大学生の丸野(草地稜之)は、そのまっすぐな性格から、「全員で生きてここを出よう」と団結を呼びかける。「こんな状況でときめくわけがない」と言う喧嘩っ早い合田(武子直輝)は、力ずくで「最後の一人」を決めようとする。配信者の杉浦(保住有哉)は、連続配信記録が途切れてしまうことに不服な様子。IT企業の社長で、分刻みのスケジュールに追われる橘(西川俊介)もいら立ちを隠せない。推しのアイドルのライブの開演が迫っている大原(前田壮太)はもはや実験どころではなかった。実験が始まると、それぞれが些細なことにときめく自分を発見する。首輪がときめきに反応しないよう細心の注意を払う中、ライブの開演が迫って焦る大原は推しのアイドル・由愛乃ちゃんへの思いを爆発させる。その魅力を熱く語っていると、大原の首輪から警報音が鳴り始めた。「ときめき」が基準値を超えてしまったのだった…。
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