キングスマン

スパイ映画の常識を覆すような斬新でスタイリッシュな作品。従来のスパイ映画にはないユーモアとアクションの融合が新鮮で、特に中盤の教会でのアクションシーンは圧巻！血湧き肉躍る戦闘シーンと、予測を裏切るストーリー展開が絶妙に絡み合い、思わず引き込まれました！

スパイ映画と言えば、メイド・イン・イギリス「007」一強と思われていましたが、21世紀の突入してから同じイギリス産「キングスマン」が登場します。両者とも紳士の国イギリスなので、スーツを着て華麗に任務をこなしているのは共通しているものの、「キングスマン」のブッ飛び方やブラックユーモアは半端ありません。21世紀の新感覚スパイ映画の誕生と言えるでしょう。

英国の皮肉たっぷりのブラックジョークが粋すぎる！上品な紳士がキレキレの超絶アクションを展開していく様は爽快だった。宣伝通りの痛快さで、あっという間に世界観に引きまれてしまった。敵キャラも一癖も二癖も魅力があって、主役に負けない存在感。クライマックスのアクションシーンは今までにない大胆さとテンポの良さ、スケール感で圧倒されてしまった。英国の労働者階級からアッパークラスまで描かれていて、ファッションも楽しめた。