ペペンシー家の兄妹は離れて暮らしていた。 エドマンドとルーシーは従兄弟のユースチスの家に預けられていたが、ユースチスは生意気で意地悪く、仲良くなることができない。そんなある日、ルーシーはユースチスの部屋にかかった海と船の絵画が動いたことに気付く。 その瞬間、ユースチス、ルーシー、エドマンドの三人は絵画から押し寄せてきた波に飲まれてナルニアの世界へと飛ばされる。カスピアン王子との再会に喜ぶルーシーとエドマンドだが、ユースチスは突然異世界に飛ばされ、わけが分からない。 三人は行方不明の七人の貴族を探しているというカスピアン王子とともに旅に出る。