ピアノ・レッスン

19世紀半ば。エイダはニュージーランドの入植者・スチュワートの元へ嫁ぐため、娘のフローラと1台のピアノと共に旅立つ。口の利けない彼女にとってピアノは言葉の代わりだったが、夫はピアノを浜辺に置き去りにし、友人のベインズの土地と交換してしまう。

「ピアノ・レッスン」は、ジェーン・カンピオン監督の代表作で、カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した作品です。1993年の賞レースを席巻し、その高い芸術性が評価された官能恋愛映画です。物語は、音楽と愛に生きる女性の姿を描き出しています。全編を通して、マイケル・ナイマンの音楽が流れ、観る者を深く引き込みます。この作品は、誰もが一度は耳にしたことがあるであろうその音楽と共に、観る者の心に深く残る作品となっています。