組織暴力 兄弟盃

戦後、荒廃した銀座。木島直次郎と大場健二は、戸川組と桜田一家の争いを利用し、銀座での縄張りを認めさせるほどの勢力を得た。だが木島はその後、数年服役することになる。出所した木島は、銀座の顔役にまでなった大場と再び組み、名を上げていったが…。

「組織暴力 兄弟盃」は、1969年に公開されたバイオレンスドラマの第3弾で、暴力団と警察という組織の裏側を描いています。当時の暴力の実態をリアルに描き出し、既存勢力との衝突や時世の大物との死闘を描く一方で、いがみ合いながらも認め合う友情の描写も見どころの一つです。人間模様を描くこの作品は、社会の暗部を浮き彫りにするとともに、人間の弱さや強さ、絆を描いています。