男として生まれた真境名ナツキ。真っ黒なランドセルに違和感を覚え、抑圧された中学時代を送り、高校では一転して女子バレー部キャプテンとして活躍した。なりたい自分を求めて七転八倒するナツキが、いかにして「本当の自分」を勝ち取ったのかを描く。

「ハイヒール革命!」は、男性から女性に生まれ変わった真境名ナツキの過去と現在を描いた作品です。10代で「性の壁」を越えた彼女の半生を、インタビューパートと少年時代のドラマパートを交えて赤裸々に描き出しています。大河ドラマ「龍馬伝」の濱田龍臣が初の女の子役に挑戦し、その演技が見どころの一つとなっています。異色のテーマを扱いながらも、人間の生きざまや性の問題について深く考えさせる作品となっています。