告白小説、その結末

心の病で自殺した母親を綴った小説がベストセラーとなった女性作家・デルフィーヌ。しかし、彼女は次の小説を全く書けずにいた。ある日彼女は、デルフィーヌの熱烈なファンだという女性・エルと出会う。2人はあるきっかけで親密になるのだが…。

「告白小説、その結末」は、スランプ中の女性作家と熱心な女性読者の関係を描いた作品です。2人が親密になる過程で、読者の真意が徐々に明らかになり、作家の創作活動に影響を及ぼします。物語は、作家が新作を書き終えた時、一番の理解者だった読者の真の姿が浮かび上がる衝撃的な結末へと向かいます。この作品は『戦場のピアニスト』の名匠、ロマン・ポランスキーが手掛けたミステリーサスペンスで、視覚的な演出と緻密なストーリーテリングが見どころです。