世界的デザイナーのレオナルドは、ル・コルビュジエが設計したクルチェット邸に住んでいる。ある朝、ハンマーの破壊音で目覚めた彼は、見知らぬ住人・ビクトルが、我が家へ向けて窓を作ろうとしていることを知る。何とか話しあいで解決しようとするが…。

「ル・コルビュジエの家」は、隣人という選べない存在が引き起こす、家族のほころびを描いた異色コメディです。隣人の出現により、見て見ぬふりをしていた家族の問題が次々と明らかになっていきます。その展開はシュールで、笑いとアートが詰まっています。また、舞台となるのは世界遺産・クルチェット邸。そのスタイリッシュなインテリアも見どころの一つです。