山陰地方の名家・園田家のひとり息子・順吉は、山番の娘・小雪と愛しあっていたが、父・惣兵衛は身分の違いを理由に反対し、町の実業家の令嬢との結婚を勧める。惣兵衛により小雪が他国に預けられたことを知った順吉は、2人で山を下りて駈け落ちするが…。

「絶唱」は、山口百恵と三浦友和のコンビによる作品で、大江賢治の同名小説を3度目に映画化したものです。物語は、大地主の息子と山番の娘の悲恋を描いています。特に、はかなげな表情の花嫁姿の山口百恵が、亡骸のまま三浦友和と結婚式を挙げるシーンが話題となりました。この作品は、山口百恵と三浦友和のコンビの魅力を最大限に引き立てる一方で、人間の悲劇と愛を深く描き出しています。