フロローとの戦いから7年が経った。エスメラルダとは友達として付き合い、街の人々とも打ち解けていたカジモド。相変わらずノートルダムの鐘つきをしながら暮らしていた。ある日、サーカス団がパリにやってくる。看板娘のマデリンに恋をしてしまうカジモドだったが、その実体はなんと盗賊団だった。サーカス団のドン・サルーシュはノートルダム大聖堂にある「ラ・フィデル」」という鐘を盗む計画を立てる。彼はマデリンにカジモドからその鐘の在り処を聞き出させようとするのだが……。

「ノートルダムの鐘 II」は、ノートルダム大聖堂の心優しき孤独な鐘つき男、カジモドの物語の第2弾です。お馴染みのフィーバスやエスメラルダに加え、新たに個性あふれるマデリンやサルーシュが登場します。彼らの交流を通じて、カジモドに訪れる“本当のハッピーエンド”が描かれています。人間の心の複雑さや優しさを描いた作品で、視覚的な美しさと共に深いメッセージ性も感じられます。