日本海大海戦 海ゆかば

日露戦争激戦期の明治。1万あまりに及ぶ尊い犠牲者を出して勝ち得た二百三高地の戦いも、これから起こる位置大決戦の前哨戦に過ぎなかった。開戦から1年、日露両軍は陸に海に戦力を使い果たしていた。その勝敗は、残された両海軍の艦隊決戦に委ねられる。

「日本海大海戦 海ゆかば」は、日露戦争中の日本海海戦を描いた東映戦争3部作の最終章です。物語は、戦艦三笠の乗員である海軍音楽隊の若者たちに焦点を当て、彼らの視点から日露戦争の一幕を描き出します。戦場の厳しさだけでなく、恋愛や人間ドラマも織り交ぜられ、軍楽隊が奏でる音楽によって物語は一層盛り上がります。戦争と人間の心情を巧みに描いた作品です。