紅顔の若武者 織田信長

奇妙な行いばかりする信長のもとに、斎藤道三の娘・濃姫が嫁いでくる。だが、信長は相変わらず意表をつくことをするばかりで、なかなか城に戻らず、守り役・平手政秀をやきもきさせる。身内の謀反により父・信秀は憤死し、その後信長は道三と対面する。

「紅顔の若武者 織田信長」は、山岡荘八の原作を映画化した作品で、中村錦之助が主演を務めています。物語は、乱世の風雲児・織田信長の成長を描いています。信長は大うつけ者と罵られながらも、着々と名将の風貌を築いていきます。また、乱世の人間模様と共に、天下統一に歩みだす以前の信長の一族の内紛や妻との絆も描かれています。この作品は、信長の人間性と戦国時代の混沌とした世界を見事に描き出しています。