火垂るの墓

1945年6月、神戸全域を襲った空襲で母を亡くし、父は出征したまま連絡が途絶え、清太は妹・節子と共に西宮の遠い親戚宅で世話になることになった。だが、おばさんの冷たい仕打ちに耐えられず、清太は節子を連れ、防空壕の中で2人だけの生活を始めるのだが…。

「火垂るの墓」は、野坂昭如の自身の戦争体験を基にした名作を映画化した作品です。物語は、戦争で孤児となった幼い兄妹が、困難な状況の中でも前向きに生き抜く姿を描いています。観る者の心を揺さぶる感動的なストーリー展開と、吉武怜朗と畠山彩奈の兄妹役への高評価、そして松坂慶子を含む豪華な俳優陣の演技が見どころとなっています。