ATM強盗をして捕まった不良娘のカイリー。下った裁定は母親の家での自宅監禁という軽い処分だった。案の定、逃げだそうとするカイリーだが、家の中で怪奇現象が起こり始め、逃亡もままならなくなる。やがて“それ”は次第にエスカレートしていく。

「ハウス・バウンド」は、ジェラルド・ジョンストン監督の長編デビュー作で、シリアス・コメディホラーという新たなジャンルを切り開いた作品です。主人公が母親の実家であるお化け屋敷に足止めされるという、一風変わった設定が特徴的です。伏線が巧みに張り巡らされ、笑いと恐怖が見事に融合したストーリーは、観る者を飽きさせません。脚本の秀逸さも見逃せません。この作品は、ホラーとコメディの境界を曖昧にし、観る者に新たな驚きと楽しさを提供します。