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横浜に暮らす検事の寺井啓喜は、息子が不登校になり、教育方針を巡って妻と度々衝突している。広島のショッピングモールで販売員として働く桐生夏月は、実家暮らしで代わり映えのしない日々を繰り返している。ある日、中学のときに転校していった佐々木佳道が地元に戻ってきたことを知る。ダンスサークルに所属し、準ミスターに選ばれるほどの容姿を持つ諸橋大也。学園祭でダイバーシティをテーマにしたイベントで、大也が所属するダンスサークルの出演を計画した神戸八重子はそんな大也を気にしていた。
監督岸善幸氏、脚本港岳彦氏、原作は朝井リョウ氏のベストセラー小説「正欲」で第34回柴田錬三郎賞を受賞しています。多様性、LGBTなどのテーマに関連する内容もあり、お互いにどこまで認めあえるかというメッセージも感じられるであろう作品。正義とは何か、法とは何か、その中での多様性の尊重はどこまで許されるのか考えさせられるストーリー。
「正欲」の感想・レビュー評価
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2023.11.30視聴済み
今の世の中が会社や学校に通わなくてもオンラインで事をなせるようになってから、急激に増えたであろう社会とのつながりが希薄な人々の抱えた問題を描いた作品だと思います。 ある意味フェチズムをテーマにした作品かもしれませんが、人とのつながりの意味や生きることの難しさを改めて感じさせられました。
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2023.11.28視聴済み
人によって好きなものも、求めているものも違うということを改めて考えさせられた作品でした。 多様性が求められている現代社会を表している作品で、ストーリーがとても奥深いものでした。特に心に残ったシーンが、東野絢香さん演じる八重子が佐藤寛太さん演じる諸橋に、感情を爆発させるシーンです。 八重子が涙を流しながら自分が男性恐怖症であることや、諸橋への思いを伝える姿に胸が熱くなりました。人として生きていく上で大切なものを気づかせてくれた素敵な作品でした。
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2023.11.28視聴済み
少数派であることはあまり知られたくない、多数派の意見を持っている方が安心して生きていられるのは何故だろうかと感じとても深い内容でした。 今話題の多様性、自分自身の在り方について考えさせられるお話でした。普通に自分らしく生きていくって難しいです。 主演の新垣さんはいつもと異なる華やかではない雰囲気でしたがとても綺麗でした。
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