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一人の天才科学者の創造物は、世界の在り方を変えてしまった。そしてその世界に、私たちは今も生きている。第二次世界大戦下、アメリカで立ち上げられた極秘プロジェクト「マンハッタン計画」。これに参加した J・ロバート・オッペンハイマーは優秀な科学者たちを率いて世界で初となる原子爆弾の開発に成功する。しかし原爆が実戦で投下されると、その惨状を聞いたオッペンハイマーは深く苦悩するようになる。冷戦、赤狩り―激動の時代の波に、オッペンハイマーはのまれてゆくのだった―。世界の運命を握ったオッペンハイマーの栄光と没落、その生涯とは。今を生きる私たちに、物語は問いかける。
【出演】
オッペンハイマー(キリアン・マーフィ) キティ・オッペンハイマー(エミリー・ブラント) レスリー・グローヴス(マット・デイモン) ルイス・ストローズ(ロバート・ダウニー・Jr.) ジーン・タトロック(フローレンス・ピュー) アーネスト・ローレンス(ジョシュ・ハートネット) ボリス・パッシュ(ケイシー・アフレック) デヴィッド・L・ヒル(ラミ・マレック) ニールス・ボーア(ケネス・ブラナー) イジドール・ラビ(デビッド・クラムホルツ)
【スタッフ】
監督(クリストファー・ノーラン) 製作(エマ・トーマス/チャールズ・ローベン/クリストファー・ノーラン) 製作総指揮(J・デビッド・ワーゴ/ジェームズ・ウッズ/トーマス・ヘイスリップ) 原作(カイ・バード/マーティン・J・シャーウィン) 脚本(クリストファー・ノーラン) 撮影(ホイテ・バン・ホイテマ) 美術(ルース・デ・ヨンク) 衣装(エレン・マイロニック) 編集(ジェニファー・レイム) 音楽(ルドウィグ・ゴランソン)
「オッペンハイマー」は、天才科学者の栄光と没落を描き、第96回アカデミー賞で最多7部門を受賞した作品。第二次世界大戦下、原爆開発に関わったオッペンハイマーの人生を実話に基づいて描いており、2023年7月の全米公開後には世界興収10億ドルに迫る大ヒットを記録。クリストファー・ノーラン監督にとって初の作品賞と監督賞を含む受賞作であり、伝記映画としては歴代1位の成績を達成した。
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「オッペンハイマー」の感想・レビュー評価
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2024.10.16視聴済み
登場人物が多く、会話も多いので序盤は正直「??」が続いていたけれど、トリニティ実験が始まった辺りから一気に引き込まれた。 トリニティ実験での異様な閃光から爆発音がするまでの無音の時間、広島と長崎への原爆投下。原爆を使ったのはオッペンハイマーだが、彼にはどうすることもできないというところまで描かれていたのは良かった。 本作は原爆の話ではなくオッペンハイマーの伝記映画なので、原爆投下そのものの映像はないものの、それでもすごく胸が締め付けられる思いだった。広島に原爆投下後にアメリカ人が歓喜しているシーンは観るのをやめようかと思うほど。日本人なら誰もが憤りを感じるのでは。 多少の前提知識がないと全く分からないと思うので、事前に少し知識をつけてからの鑑賞がおすすめ。
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2024.10.11視聴済み
人物に焦点を当てたストーリーというのは理解しているつもり。研究・発見の喜びに素直な人で、周囲の機微を感じ取るのがやや苦手な人というキャラは受け止めたものの、見せ方がしっくりこない。あとは自分のイマジネーションで足してねと言われているように思えて。それがプラスの場合もあるが、今回はもう少し踏み込んで良かったのではないか。モヤモヤが残る。
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2024.10.07視聴済み
会話劇系のジャンルにおいて、個人的オールタイムベスト。3時間と長丁場ですが、日本人としてこの作品を見ないわけにはいかないかと。人を自分の命に代えてでも守る者も、一瞬で何百万人もの人を無に帰してしまう破壊兵器を作る者も、どちらも同じ「人間なのです」 しかもそれは、1人の人間の心の中に、天使と悪魔として両方存在する。人を多面的に見ることを学んだ一作です。
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