まる
- 基本情報
- あらすじ
- 作品概要
制作年: 2024年 / 制作国: 日本
カテゴリ:映画 / ジャンル: サスペンス・ミステリー
【出演】
堂本剛 綾野剛 吉岡里穂 森崎ウィン 小林聡美
…【スタッフ】
監督/脚本[荻上直子] 制作プロダクション[アスミック・エース/ジョーカーフィルムズ] 製作/配給[アスミック・エース]
美大卒だがアートで身を立てられず、人気現代美術家のアシスタントをしている男・沢田。独立する気配もなければ、そんな気力さえも失って、言われたことを淡々とこなすことに慣れてしまっている。ある日、通勤途中に事故に遭い、腕の怪我が原因で職を失う。部屋に帰ると床には蟻が1匹。その蟻に導かれるように描いた〇(まる)を発端に、日常が〇に浸食され始める―
「まる」は監督と脚本を萩上直子が務めたオリジナル映画作品。堂本剛が演じる美大出身の主人公が偶然見かけた蟻の動きを真似して描いた丸が、正体不明のアーティストの作品として一躍有名になり、そこから不思議な日常に巻き込まれていく様子が描かれていきます。出来上がった作品に作者が引っ張られていく姿は、予想できない展開の連続で楽しめます。
※作品情報の一部はU-NEXTから引用しております。
引用元:https://video.unext.jp/
公式動画
レビュー 8件
日常の一瞬から不気味な変化が始まるというアイデアが斬新で、観ているうちにどんどん不安な気持ちが膨らみます。沢田役の堂本剛は、感情の変化を巧みに表現しており、登場人物の心の闇がじわじわと浮かび上がってきました。〇(まる)がキーとなるシンボルになっており、それがどう作用していくのかが非常に興味深かったです。美術や映像が不安定さを増す演出に使われ、物語が進むにつれてどんどん不可解さが増していく感じが、観る者を引き込んでいきます。

2024.11.20
さちおう/20代/女性
0
堂本剛の淡々とした演技に何故か引き込まれたし、誰にでも起こりうる事なのでは無いかと考えさせられました。

2024.11.19
after6/40代/女性
0
堂本剛が27年ぶりの主演映画、ということで見に行った。とは言え、ドラマではちょくちょく芝居しているので久しぶり感はない。
だが、コメディや漫画原作ではなく、堂本剛のあてがきのようなストーリーのため、ファンは嬉しさ一入だと思う。
自分は荻上直子監督と小林聡美が好きで見に行ったが「かもめ食堂」のような「自然のままで、ありのままで、美味しいご飯をいただきましょう」みたいなものを期待して見に行った人は、面を食らうかもしれない。
ただ、監督作品の初期の頃からにじみ出ている、どこか不思議な、浮世離れしているところは残っているので安心してほしい。
ストーリーとしては、もう一つ、何か起こって欲しかった気もするが、堂本剛のじっくりとした芝居、小林聡美や柄本明、片桐はいり(性別不明な役)の使い方など、一見の価値あり。
綾野剛の役は、監督自身だと舞台挨拶で監督が言っていたので、それを意識して見ると、面白いかも。

2024.11.12
HARUTO/50代/女性
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主人公の無気力な感じが、今の自分とダブりました。何の才能のない私にはあり得ない設定ですが、いろんな立場の出演者の台詞がスゴク胸に刺さり、最後は涙が止まらなくなりました。映画館を出た後すぐ帰る気になれず、外のベンチに座り余韻に浸りながら自分の人生について考えてしまいました。何故かまた見たいと思わせる力があり、2度、3度と気がつくと観に行ってしまいます。時間が許す限り、また観に行きたいと思っています。

2024.11.11
ひばり/40代/男性
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全く代わり映えがなく単調に物語が進む感じで、正直あまり見応えがなく観終わっても印象が残らなかったです。

2024.11.11
たいじゅ/60代/男性
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評価が分かれているようですが、私は堂本剛さんのなんとも言えない人柄が良く反映されていて面白かった。作品の中での「さわだ」という男性に良く合っていたと思います。また、彼は決して演技が下手でなかったと感心しました。見てよかったです。

2024.11.8
りりこ/40代/女性
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少し哲学色が強い映画なため、右葉曲折がはっきりしていないので選り好みする作品だと思います。ただ、私がどこかで感じる「自分に描ける?」芸術作品に対して、答え合わせのようなものがあった気がします。結局、芸実は理屈ではなくて感じるもので、賞賛の文章は後からつけられるものだんだろうと思いました。綾野剛がとても良い味を出していて「地面師」含め最近改めて注目の俳優です。

2024.11.8
maki/40代/女性
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このレビューはネタバレを含みますこのレビューはネタバレを含みます
不思議な後味の物語でした。主人公が職を失い、誰かの役に立っていた所から離れて何も役に立っていない瞬間に何気なく描いた【まる】で人生が大きく変わり、その波に乗るか乗らないかで渦巻く人間の心理がうまく【まる】という題材で現されていてました。何が正しいか、間違っているかは、映画を観た人によって無限に答えがある作品だと思いました。人は誰にもなれなくて、自分自身しか演じられない。だからこそ、何を大切にすべきか。そんな事を改めて教えてくれる映画でした。