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「あなたのおみとり」あらすじ
「うちに帰りたい」。末期癌で入退院を繰り返していた父の言葉で、母は自宅での看取りを決意した。介護ベッドを置き、ヘルパーさんや訪問看護師さんが出入りする自宅で始まった父と母の新しい生活。ベッドから動けない父は何かと世話を焼く母に「ありがとう」と口にするようになり、母はできる限り父の近くで時間を過ごすようになった。少しずつ食事が摂れなくなり、痩せ、目を瞑る時間が増えていく父。持病の悪化で自身の健康にも不安を抱えることになった母。ヘルパーさんたちは毎日やってきて、丁寧に父のケアを行い、時に母の相談相手にもなってくれている。閉じていく命の前で広がっていく人と人のつながり。生と死のあわいに訪れる、夢のようなひととき。
「あなたのおみとり」概要
「東京干潟」「蟹の惑星」で高い評価を受けたドキュメンタリー監督、村上浩康が自宅での最期を願う父と看取りを決意した母の日々を描く。家での最期を望む父とその看取りを決めた母。息子のカメラが捉えた戸惑い、焦燥、喜び、感謝と労い。生と死に向き合う日々をありのままに映し出す。父は静かに旅立ち、母は晴れやかに別れを告げた。両親の最後の日々を通じて、高齢者を取り巻く社会問題や命の多様性を描き、高齢化が進む日本での看取りの現実を問う。
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