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研究所に勤めながらも、オルタナティヴ・ロックバンド「ロス・ピジャミスタス」のボーカルを務めていたアンドレス(へスース・ヌネス)は、汚職にまみれた政権が主催する音楽祭にメンバーたちが無断で参加しようとしていたのを知り、脱退を決意する。バンドを離れ、ソロでの活動を開始したアンドレスのもとに現れた、顔なき奏者「ビースト」たち。混乱と貧困が日常を蝕んでいくベネズエラで、アンドレスはビーストたちとともに、孤高のアルバム制作を試みる……。
【出演】
へスース・ヌネス ガブリエル・アグエロエ ステファニア・キハダ アーヴィング・コロネル
【スタッフ】
脚本/撮影/監督(ニコ・マンサーノ) 編集(アラン・オヘップ) 音響(エリック・オルドリー) 音楽(ニカ・エリア/ニコ・マンサーノ/クリスチャン・ミハレス) 劇中アニメーション(アンドレイナ・ヴァジェス) エグゼクティブ・プロデューサー(アラン・オヘップ/リカルド・エスピノーザ/ニコ・マンサーノ) 製作(リンテルナ・スタジオ)
「博士の綺奏曲」は、2016年のベネズエラを舞台に、汚職や経済危機の中で音楽アルバムを制作する男の姿を描いたドラマ。主人公は研究所で働きながらオルタナティブロックバンドのボーカルを務め、謎の存在「ビースト」と共に創作に挑む。監督のニコ・マンサーノは、アートディレクター・作曲家としての顔も持ち「Al Pie del Volcán (火山のふもと)」をはじめ、劇中曲すべても自ら制作。自ら制作した劇中曲を通じて、混乱する社会の中での創作の衝動を表現。流麗なカントリーとオルタナティブ・ロック調のメロディが特徴的で、ペールトーンのビジュアルにより独特の世界観が表現されている。本作はロカルノ国際映画祭2023オープン・ドアに選出され、ベネズエラ映画祭で6冠を獲得するなど、国際的に高く評価されている。
公式予告動画
「博士の綺奏曲」の感想・レビュー評価
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