【小林颯インタビュー】『呪怨』の”トシオくん”が子役から俳優に!

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『呪怨』シリーズ、『おんな城主 直虎』『精霊の守り人』などで、大人顔負けの演技が話題になった小林 颯(こばやし かい)さん。大学受験を終えて、子役から俳優へ、今後はアクションも挑戦してみたいという小林さんの今後が楽しみです!

大学受験を終え、子役から俳優に

ー芸能界デビューのきっかけを教えてください。

小林颯(以下、小林):僕の祖母がCM出演の募集を見つけてきて、それに応募したときに共演した子役のお母さん方に勧められたのがきっかけです。

ー最近まで大学受験だったとのことですが、お仕事と学業の両立は大変だったのでは?

小林:『ひきこもり先生』(2021)に出演させていただいたときに、撮影期間がちょうど学校のテスト期間と重なって、休憩の合間に勉強をしたりしていました。

ちょうど学園ものだったので勉強するシーンで自分の勉強道具を持って行って、勉強させてもらっていましたね(笑)。

ーすごいですね。お芝居の合間に勉強って、内容頭に入ってきますか…?

小林:あまりはいってこないのですが、やらないよりはやっていた方が安心するので、やらせてもらっていました(笑)。

ー作品などに出てる時に学校のクラスメイトから何か言われたことはありますか?

小林:「これ出てたの?見てたよ!」みたいなことを後から言われることが多く、とても嬉しかったです。

ー子役としては何歳からデビューされたのでしょうか。セリフを覚えることに苦労はしませんでしたか?

小林:小学校1年生の6歳からですね。あんまりちゃんと覚えていないのですが、セリフは割とすらすら覚えられて、そんなに苦労していなかったと思います。

ーお芝居の楽しさはどんなところでしょうか。

小林:自分という存在を捨てて、別の存在になれるところです。

さまざまな時代の、さまざまな状況の人たちになることができるのが、本当に楽しいです。

ー役作りのときに、一番大事にしていることは何でしょうか。

小林:その人の性格と、その人の置かれている環境を理解するということを一番大切にしています。

具体的にはどのように?

小林:台本を読み込んでいくなかで「ここでこういうセリフを言うなら、この人はこういう性格だろうな」っていうのを推測しながら、汲み取っていきます。

そして、その人に憑依したように、その人が本当に喋っているようにお芝居をすることを意識しています。

ー子役のころから ”役に憑依する” という意識はしていたのでしょうか?

小林:小さい頃は、自分のままで演技していた感じがします。

ーいつから意識が変わったのですか。

小林:きっかけは『精霊の守り人』(2016年)にチャグム役で出演したことです。

この作品は、舞台が非日常の世界だったので、この子はどういう性格でどういう生活をしてきたのかを自然と考えるようになりました。

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ー『呪怨 終わりの始まり』(2014)と『呪怨 -ザ・ファイナル- 』(2015)で演じた、”トシオくん”のイメージがついている方も多いと思うのですがあれは何歳くらいですか。

小林:7歳、8歳くらいだったと思います。

ー幼いころにホラー映画の撮影は、怖くなかったのですか。

小林:共演者の方の元の性格を知っていますし、皆さん優しい方だったので大丈夫でした(笑)。

ートシオくんを演じるのは難しくなかったですか。

小林:あのときはたぶん自分のまんまだったと思います。

自分もどちらかと言うと物静かで結構端っこにいるような、社交的なタイプではなかったので、ある意味合っていたかもしれないですね。

ーどういうことを考えながら役を演じていらしたんですか。

小林:そんなに深く考えてはなかったですね。

親から虐待を受けている役柄でもあったのですが、そこを想像するのはすごく大変だったと思います。

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『精霊の守り人』(2016)の撮影について

ー一番思い出に残っている作品は何でしょうか。

小林:『精霊の守り人』(2016)です。

共演者の方がほとんど大人の方で、子どもっていうと僕一人だったんですよ。

ーどのような雰囲気の現場だったのですか。

小林:撮影期間が夏休みと被っていたのですが、それをみなさん気遣ってくださって、一緒に花火をしてくれたり、カブトムシの博物館に連れて行ってくれたり、家族のようなあたたかい現場でした。

とても楽しい撮影現場だったことを覚えています。

高橋一生に激似と話題になった大河ドラマ『おんな城主直虎』(2017)

ー『おんな城主直虎』(2017)では高橋一生さんに似ているとSNSのトレンドになっていましたが、 鶴丸役は難しい役でしたか?

小林:高橋一生さんの幼少期の役だったので、ギャップがあってはいけないなっていうのはすごく感じていました。

高橋さんご本人には、そんなになかなか会えないので、クシャってなる笑い方などのしぐさや表情を細かく観察しました。

ー子役3人の方との撮影が多かったと思うのですが、なにか交流があったり…?

小林:3人は幼馴染の役なので、距離を近くなるべくしようっていうことで、休みの日に一緒にご飯を食べたり、本当に仲良くなりました。

成長した姿を見せたい!俳優としての今後に期待

ーこれからは「子役」ではなく、「俳優」になると思いますが、意気込みをお願いします!

小林:今までは子役ということで、かわいいイメージや、子どもっぽいイメージだったかなと思うのですが、これからはそのイメージを払拭していきたいです。

小さいころから応援してくれている人に、演技を通して昔とは変わった、今の自分を見せたいなと思っています!

ーこれからやってみたい役はありますか?

小林:運動が得意なのでアクション系をやってみたいです。

ー楽しみですね!アクションは怪我が多そうですが、大丈夫ですか?

小林:昔から怪我は多かったのですが、成長して体もきちんと出来上がってきて、怪我も少なくなったので、そこはあまり心配はしてないです!

オフの日は基本的に外にはあまり出ないのですが、家族のバイクに乗せて貰うのが好きです。

なので早く免許を取って、アクションの演技に生かせたらなと思っています。

ー将来の夢はありますか?

小林:自分自身が影響力を持って、正しいことをしっかりと発信していけるような大きな役者になりたいです。

ー素晴らしい、目標にしている俳優さんはいますか?

小林:ジョニーデップさんです。コミカルな役も、シリアスな役もいろんな人物になりきって、なんでもできてしまうところが憧れです。

ーこれから大学生になると思いますが、どのような大学生活を送りたいですか。

小林:理系の大学で、教職課程も取る予定ですが、学業とお仕事を両立したいと思っています。受験勉強という壁を超えたので、これからはもうがっつり俳優を頑張りたいと思っています!

ー 小林さんの今後に大いに期待したいですね。本日はありがとうございました。

小林颯(こばやしかい)プロフィール

6歳より(株)キャロットに所属(現在は キャロット・プロ所属)
ドラマ・映画・CM等に多数出演し、プライベートでは、陸上・サッカー・水泳・ピアノなど、幅広い趣味を持っている。

【出演作品】
映画「呪怨」・NHK大河ファンタジー「精霊の守り人」・大河ドラマ「おんな城主直虎」・連続テレビ小説「なつぞら」・雑誌「ニコ☆プチ」など

CAROTTE キャロット | 小林 颯 | 電話03-3432-0170 (carotte-t.com)

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