走れない人の走り方

映画「走れない人の走り方」は、台湾出身の映画監督である蘇ゆ淳が東京藝術大学大学院の卒業制作として手掛けた作品。

映画制作に奔走する人々をテーマに作られた本作は、まるで自分も一緒に映画を作っているかのような没入感があり、わくわくさせられること間違いなしです。

また卒業制作作品とあって、芸術的な表現も所々に散りばめられたこだわりの強い作品といえます。

あらすじ

新人映画監督の小島桐子は、自身の理想とするロードムービーの製作を切望している。しかし、その道のりは困難に満ちていた。

さらに、プロデューサーに内緒で向かったロケハンでの車の故障や、飼い猫の脱走、妊娠中の同居人の突然の出産といったプライベートなトラブルも次々と彼女を襲う。

資金もキャストもままならない絶望的な状況下で、それでも映画を完成させるため、彼女は独自の道を模索し、ある決断を下すのであった。

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