WALK UP

「WALK UP」は、モノクロームの映像で魔訶不思議な人間ドラマを描いた映画です。

ベルリン国際映画祭で銀熊賞を5度受賞した名匠、ホン・サンス監督が監督を務めました。

舞台は地上4階・地下1階建ての小さなアパート。各階に入っているのは、レストラン、料理教室、賃貸住宅、アトリエ。

物語はアパートの階をひとつずつ上がるごとにそれぞれ枝分かれしていきます。

あらすじ

映画監督のビョンスは、インテリアデザイナーを目指す娘ジョンスを連れ、旧友で自身もデザイナーであるヘオクが所有するアパートを訪ねる。

1階から4階、そして地下まで、各階が異なる用途を持つそのユニークな建物で、3人はワインを飲みながら会話を交わす。

仕事の電話でビョンスが席を外したわずかな隙に、娘の姿が見えなくなる。

物語はその後、ビョンスがアパートの階を上がるにつれて、異なる時間や状況、人間関係に遭遇していく様子を、階層構造を用いて描いていく。

日常的な会話の中に、人生の偶然や変化、人間関係の機微が垣間見える作品である。

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※2025年3月更新データ

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