むじな峠

「むじな峠」は、江戸時代前期に約12万体の仏像を彫ったとされる修験僧の円空をモデルにした円真と、周囲の人々の関わりを描いた時代劇です。

主人公の円真役は、舞踊家の林与一。監督、脚本は看護師の一面もある戸田博。

本作品には映画の華やかさや迫力はないものの、欲望や希望など人としての業がテーマであるため、味わい深い作品です。

あらすじ

戦が終わり、平和が訪れた江戸時代初期。

人々の救済を祈願し、仏像を彫りながら各地を放浪する円真という僧侶がいた。

円真はある寒村で、百姓を嫌い侍になることを夢見る源太と、畑仕事に精を出す源太の家族に出会う。

木刀を振り回すばかりで家業を手伝わず、次第に村人から孤立していく源太。家族はそんな源太を心配し、円真に助言を求める。

17世紀に実在した僧侶・円空をモデルとし、人と人との関わりを描く時代劇。

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