ロイヤルホテル

「ロイヤルホテル」は、2023年に公開されたオーストラリア製作のスリラー映画です。監督は、前作アシスタントでも職場における権力構造やハラスメントの問題に切り込んだキティ・グリーンが務めています。実際のドキュメンタリー作品「Hotel Coolgardie」で描かれた出来事に着想を得て制作されました。

主演はオザークへようこそのジュリア・ガーナーと、ナイブズ・アウト: グラス・オニオンのジェシカ・ヘンウィックです。

共演にはヒューゴ・ウィーヴィングも名を連ねています。辺境のパブという閉鎖的な空間を舞台に、若い女性バックパッカーが直面するミソジニーや有害な男らしさの脅威を、息詰まるような緊張感で描いた社会派スリラーとなっています。

あらすじ

カナダからオーストラリアへ旅行に来たバックパッカーのハンナとリブ。

旅の途中で資金が尽きた二人は、オーストラリア内陸部の辺境（アウトバック）にある寂れたパブ「ロイヤルホテル」で住み込みのバーテンダーとして働くことに。
そこは主に鉱山で働く男性労働者たちが集う場所であり、よそ者の若い女性である彼女たちは好奇と品定めの視線に晒される。

楽観的で場に溶け込もうとするリブに対し、ハンナは粗野な客たちの言動やホテルのオーナーであるビリーの威圧的な態度に、日増しに不安と恐怖を募らせていく。アルコールが入ると客たちの態度はさらにエスカレートし、状況は危険な方向へと進んでいく。
逃げ場のない孤立した環境で、二人は心理的に追い詰められていく。

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※2025年3月更新データ

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