事実無根

映画「事実無根」は国際映画祭で13冠を受賞作した群像劇。

柳裕章の初監督作品であるこの映画の舞台は、京都の下町の実在する「そのうちcafe」。

いつ誰に降りかかるかもしれない「事実無根の罪」と、どこの家にも潜んでいる家族の問題を題材に、人生のやり直しが描かれている。

あらすじ

京都の下町で喫茶店を営む星孝史。彼には、妻から一方的にDVを訴えられ、離婚後は娘とも会えずにいる過去があった。

ある日、彼は若い女性・大林沙耶を店に雇い入れるが、店の外から彼女を窺う不審な男の存在に気づく。男を問い詰めると、彼は沙耶の元義父であり、セクハラ冤罪で職を失いホームレス生活を送っていると告白する。

自身の境遇と重なるものを感じた星は、二人を再会させようと試みるが、それが新たな波紋を呼ぶことになる。

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