囁きの河

映画「囁きの河」は、2020年7月の熊本豪雨により壊滅的な被害を受けた人吉球磨地域を舞台にした作品です。

舞台となった熊本県人吉市出身の俳優、中原丈雄が主人公を演じています。

災害の爪痕が残る被災地で取材を重ねながら、河と共に生きる人々の希望と再生をどこででも起こりうる可能性のある自然災害と併せて描いています。

あらすじ

2020年、熊本豪雨災害から3ヵ月経ったある日、孝之は母親の訃報を受け22年ぶりに帰郷する。

災害で変わり果てた故郷で、仮設住宅で生活をする息子の文則と再会するが、幼い自分を捨てた父に心を開こうとはしなかった。

文則は球磨川くだりの船頭を目指すが、再開のめどが立たない。

旅館を経営する幼馴染の宏一は、父を土砂崩れで亡くしたため前を向くことができず、夫婦間に亀裂を生む。

孝之も、水害で荒れてしまった田畑の開墾に希望を見出していくが…。

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