FODでの配信スタート以降、その熱狂は海を超え、国内外で話題を呼んだドラマ『あなたを殺す旅』。この度待望の続編『あなたを殺す旅 Season2』が始まります。
シリーズを牽引するW主演の和田雅成さんと髙橋大翔さんに、続編の魅力をたっぷりと伺いました。
固い絆で結ばれるおふたりの掛け合いに注目です。
ドラマ『あなたを殺す旅 Season2』(全6話)作品紹介
組を抜け、沖縄でアイス屋を営みながら暮らす片岡錦司(和田雅成)と小田島漣(髙橋大翔)。
かつて“殺す側”と“殺される側”として旅をした2人だが、小田島の復讐をも包み込む片岡の愛情を受け、今では夫婦として穏やかな日々を送っていた。しかし、片岡と過ごす幸せを噛み締める一方、小田島の心には今も消えない傷が残っていた。幼い頃の父、そして姉との記憶――。「自分は幸せになってはいけない」という思いを抱えながらも、その苦しみを片岡には打ち明けられずにいる。
そんなある日、片岡のスマホに、現組長の側近・熊倉源一郎(寺中敬輔)から「桐井組を助けに戻ってきてほしい」というメッセージが届く。連絡を受けた2人は、3年ぶりに極道の世界へ戻ることを決める。
そこで熊倉から聞かされたのは、組が桐井組の本家にあたる光徳会に潰されそうだという。本家の光徳会から上納金を上乗せされたため資金繰りに行き詰まり、更には、会長の光璃花男(松本大輝)と四代目組長の桐井圭人(遊屋慎太郎)の対立もあり、組の存続自体が危ういということだった。
平穏で幸せな日々と決別し桐井組の為、極道の世界に舞い戻った片岡と小田島はどのような答えにたどり着くのか。2人の“愛のその先”を描く極道ラブストーリー、新章開幕。
和田雅成 髙橋大翔
遊屋慎太郎 寺中敬輔 南出凌嘉 / 弓削智久 中林登生 工藤俊作 八神蓮
袴田吉彦 松本大輝 他
ドラマ『あなたを殺す旅』公式サイトより引用
●公式X @drama_anakoro
●公式Instagram @drama_anakoro
FODにて毎週木曜20時最新話配信中
Season2へと繋がれたバトン。和田「意識はしていました」髙橋「気合が入りました」

ー8月下旬にはドラマの再編集版『あなたを殺す旅 第一章 旅のはじまり』が1週間限定で劇場公開され、今回こうして続編が始まります。Season1から続く作品の盛り上がりや熱気を、どう感じられていますか。
和田雅成さん(以下、和田):海外の配信やFODさんで「何週連続1位」というニュースを聞くたびに本当にありがたくて喜ばしいことでしたが、期待を込めて言うと、正直「まだまだいけるな」と思っていた部分もありました。
たくさん応援してくださっているお声をいただいているからこそ、もっともっと「あなたを殺す旅」という作品の輪を、Season2でも広げていきたいなと思います。
髙橋大翔さん(以下、髙橋):ヤクザという文化が海外でもある程度の人気があるということは、Season1の時から感じていたので、もしかしたら海外でも受けてくれるのではないかという期待は、確かにありました。
でも、最初は何も実感がなくて、5話6話あたりで一気に人気が出たような感覚でした。もう全然想像以上の反響だったので、本当に驚きました。
ー続編の発表自体が、割と早めのタイミングだったかと思いますが、Season1の時から続編を予想していましたか。
和田:続編を当たり前だと思っているわけではないですが、Season1の時から意識はしていました。
「ドラマは原作のここからここまで」と範囲が決まっていたとしても、そこだけ原作を読んで役作りをするわけではなく、全部読んだうえで「片岡ってこういう人物だよね」と人間性を理解していくので、そういう意味ではSeason1の先の部分も、最初から頭の片隅にはありました。
髙橋:そこまでは見通していなかったので、Season2があると聞いて、その分気合が入りました。
「続編まで続け」というよりは、どちらかと言うと「1がもっと広がれ、広がれ」と思っていたので、こうして続編という形で「あなたを殺す旅」に帰ってくることができて、嬉しかったです。
ー国内外から反響があったかと思いますが、作品の広がりを受けて感じたことや思いなどはありましたか。
和田:表現が難しいですが、「こういう文化があるんだ」と色々なことを勉強させていただきました。
BL作品に出演すること自体が初めてでしたし、“ヤクザBL”というジャンルでのお芝居が、どういう受け取られ方をするのかというのは、配信が始まってみないと分かりませんでした。皆さんの反応を受けて、気が付いた部分もたくさんありました。
そして、こうして続編が決まるほどに作品を愛してくれたということは、SNSや色々なところから届いていたので、それがすごく嬉しかったです。
髙橋:最近は日本でも色々なBL作品があり、以前よりもBLというジャンル自体が身近なものになってきていると感じます。だからこそ最近では、「このBL作品を誰が演じているのか」というところまで注目されるようになってきていて。
そうした中で、「どう見せるか、どう表現するか」ということについては、Season1の頃からずっと和田さんと話し合っていました。
こうして振り返ると、演じた作品が「あなたを殺す旅」で良かったと改めて思います。
和田:僕も本当にそう思います!
髙橋:自然と熱が入ってしまうような作品だったので、演じることができてありがたかったです。
Season2ならではの魅力とお芝居

ーSeason1と比べて、Season2のストーリー展開や物語についての感想を教えてください。
髙橋:Season1は、例えば「誰が朝日を殺したのか」「片岡はどんな思いだったのか」というような含みのあるシーンが多かったので、「あなたを殺す旅」ならではの趣深い面白さが魅力でした。
Season2は、アクションや熊倉たちの会話の随所に垣間見える“ヤクザ感”を意識していて、そういう分かりやすい面白さもSeason2の魅力です。単純に「おもしろい」と楽しんでいただけると思います。
和田:お芝居面で言えば、「Season2では僕たちの“終着点”をどこに持っていくか」というのがすごく難しかったです。
話の内容的には、光徳会と桐井組の間で起きた事件が解決すればゴールですが、それは片岡と小田島2人のゴールではないと思って。これについては、最初に2人で色々と話し合っていて、結局その時は「撮影が始まってから見えてくるものがあるよね」という話に収まりました。
撮影を進めていく中で、僕は最終話のフェリーのシーンを特に大切にしました。
ー実際に相手の芝居を受けて、「ここはSeason1とは変わったな」と感じたところはありましたか。
和田:前回は小田島のベースに“復讐”というものがあったから、全体的にギラっとしている印象がありましたが、今回は小田島の目が柔らかくなった感じがしました。小田島の隣に立つ片岡を演じていて、それは感じていました。
髙橋:和田さんの中で片岡が染みてきているなと思いました。Season2の方が片岡の人間らしさが出ていたと言いますか、片岡という人物をもっと身近に感じました。

ーそういった違いは、Season2での新たな気づきだったのですね。
髙橋:そうですね。Season2の撮影をしながら新しい見え方や考え方が増えていったので、役への理解が深まりました。そういう意味では、これまでとはまた違う役を演じているような感覚もあって、Season2を通して新たな小田島に出会えたような気がしました。
和田:確かにそうだね。明確に自分で変えた部分も僕はありました。撮影期間としては1年間空いていますが、その間の俳優としての経験が1年分の深みとしてSeason2の片岡にも生きていたと思います。
ー逆に、前シーズンと変わっていないと感じたところはどこでしたか。
和田:変わらないところか。変わったところはたくさんあるんだけど…。
髙橋:あります!片岡を好きな気持ちです!
和田:僕もそれ言おうか迷ったんだけど…。確かにそれで言うなら小田島を愛する気持ちはSeason1から変わっていません!
ー撮影全体を通して、監督とすり合わせをしたところやディスカッションを受けたところはありましたか。
和田:Season1の経験があったので、Season2の演技面では任せていただいた部分が大きかったです。
とは言え、台本については「今はこうなっているから、ここまで見せて、ここは見せない」というすり合わせをたくさんしました。ベースは“ヤクザ”ですが、ジャンルはBLなので、そこの2つで乖離が起きないように。
髙橋:Season2の方が上條監督を頼っていました(笑)。Season1の時は、「やりたいことを、とりあえず1回監督にぶつけてみる」というようなやり方をしていて、実際に監督もそれを受け止めてくださって。「ここはもっとこうしてみよう」とお互いに作り上げていったのがSeason1でした。
Season2は、監督にお任せしようと思って演技をしていました。僕の中でもしっかり小田島の感情を解釈できていましたが、それを各シーンでどこまで表現すればいいのか、という舵取りはSeason1よりも監督にお願いしていて。今回は監督のお力あっての小田島だったと思います。
共演者とのエピソード。撮影の裏側に迫る

ーSeason2の現場の雰囲気はどうでしたか。共演者とのエピソードがあれば教えてください。
和田:「あなたを殺す旅」の現場はとてもチームワークが良くて、みんなで頑張ろうという雰囲気です。
今回の新キャストの1人として袴田さんが出演してくださると事前に聞いていて、撮影前はそれがすごく楽しみでした。実際にお会いするとお芝居が素晴らしいのはもちろん、撮影外のところでも盛り上げてくださっていて、本当に素敵な方でした。大好きになりました。
ーどういう感じで盛り上げていたのですか。
和田:袴田さんがずっと小ボケをかましていました(笑)。
僕は最初ご本人に「ツッコミは無礼講。ボケられたらタメ口でツッコミます」とはお伝えしていたんですけど、それでもどんどんボケてくださったので、すごくコミュニケーションがとりやすかったです。
髙橋:(南出)凌嘉との共演シーンが多くて、お互い人見知りのタイプだから、最初からガッと喋る感じではなかったのですが、緊張感がほぐれてからは、たくさん喋れました。なんか、かわいいやつでした(笑)。
和田:凌嘉は本当に現場でかわいがられてたね。信じられないくらい寺中敬輔さんに可愛がられていました(笑)。
髙橋:確かに。キュートアグレッションと言うか、もう食べられるんじゃないかというくらい(笑)。
和田:本当に一度心配になって、「寺中さん、ダメなことはしないでくださいね」って言ったことも。凌嘉は寺中さんから、役名にちなんで「カズ」って呼ばれていました。
髙橋:「今カズが片付けしてくれたんだよ」「見たか、今カズが」って(笑)。
和田:そうそう(笑)。

ーそれはそれで和気あいあいとした雰囲気ですね。
髙橋:そうですね。ワイワイ、ウェイウェイという感じではないですがユーモアのある雰囲気。みんなで作品を作っていくような空気感がすごく良かったと思います。
ー楽しみながら撮影をされていたのですか。
髙橋:そうですね。でも「あなたを殺す旅」は撮影期間が比較的短いので、結構ギュッとしていて…。
和田:ハードなスケジュールではありましたね(笑)。体当たりで何とか繋いでいくような感じでした。
髙橋:そうなんですよ!Season2の撮影に入った瞬間に「そうだ、これだ。」と思い出しました(笑)。
和田:だからこそ、いい映像になっているのかもしれませんが、基本的に撮影中はずっとある意味苦しんでいました(笑)。
ー現場の裏側を伺えたところで、改めて今作への意気込みをお願いします。
和田:Season2は、分かりやすく愛情を表現している部分があったりとか、そういう前作との違いも楽しんでほしいですし、僕らはヤクザ要素も大切に演じました。そこは前作を超えて表現できていると思うので、今回のSeason2を見てくださった方が、さらにSeason1も深く愛していただければ嬉しいです。
髙橋:Season1は、小田島と片岡の2人を中心に作り込んでいった印象がありましたが、Season2では初登場のキャラクターもたくさん出てくるので、みんなで盛り上げて作っていった雰囲気も楽しんでいただけたらなと思います。
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