“良い年齢の重ね方”は、「幸せでい続けること。ときめく瞬間を大事にしています」

ー市川を通じて、“年齢の重ね方”についても考えさせられる『金髪』。岩田さんにとって、“良い年齢の重ね方”はどんなものですか?
岩田: そうですね…。幸せでい続けられることでしょうか。
ー幸せでい続けること。そのために、気を付けていることはありますか?
岩田:自分がときめく瞬間を大事にするようにしています。
例えば、新しいことに挑戦するとか。新しいことにチャレンジしている瞬間って、やっぱりときめいているなって思うんです。
今は韓国の番組に出演していて、日本語が全く通じないんです。そんな環境にいるとたくさん刺激を受けますし、気づかされることが多いですね。

ー審査員や自身初のソロアジアツアーなども始める岩田さんにとって、今年は変化の年だそうですね。
岩田: 本当に変わりましたね。別人のようになっちゃいました(笑)。
環境が大きく変わったわけではないんですけど、こんなにも心理的に変化が起きるとは、自分でもちょっと驚いています。
ー具体的には、どのような変化がありましたか?
岩田:生き方のベクトルが変わりました。
前までは、何かを積み上げていくことをすごく大事にしていて、積み上げていくのが人生だって思っているタイプだったんです。
でも、積み上げていく作業ってキリがないんですよね。だから、一度積み上げたものを全部ぶっ壊してみるフェーズなのかなってふと思ったんです。
ーでは、これからも新しい挑戦を続けていくのでしょうか?
岩田: そうですね。“こっから”です(笑)。
まだ自分が知らないものとか、知らない景色を見てみたくて。臆せずいろんなことに挑戦していきたいです。
生まれ変わったぐらいの気持ちで頑張りたいなと思っています。

ーすでに輝かしいキャリアを積み上げてきた岩田さん。新しいことに挑戦し続けるそのバイタリティは、どこから来るのでしょうか?
岩田:なんでなんですかね…。でも、実はあまりはっきりとした理由はないというか、年齢やタイミング、巡りあわせなんだと思います。
30代という年齢って、どんな業界の方も皆さん、この先どう生きていくのか改めてもう一度考える時期だと思うんです。
今までに培ってきた経験値や積み上げてきたものに頼って糧にしていると、気が付けばあっという間に10年は過ぎてしまう。
その10年後に何か新しいことを始めようとしても、そのときにはもう必要な体力がないかもしれないですよね。
それならば、体力のある今のうちにもうちょっといろいろ可能性を探ってみようかなって思えた、という感じです。

ー今年(2025年)も残りあと少しですが、今年中に何かしたいことはありますか?
岩田:いろんな人や友達に会いたいですね。
今年はすごく忙しくて、プライベートの時間が今までで一番なかったんです。
振り返ってみると、本当に仕事しかしていなくて(笑)。だから、会えていなかった人や友達に会ってお話ししたいです。
ー最後に、岩田さんにとってファンの方はどんな存在ですか?
岩田:本当にファンの方に生かされていると思いますし、感謝しています。
ファンの方がいなければ映像作品も観てもらえないし、音楽も聴いてもらえない。みなさんのおかげでこうやって生活できているし、ここまでのキャリアも歩めてきたと思うんです。
だからこそ、 応援してもらう立場ならば、積み上げてきたものに頼って楽をするのではなく、自分を鍛えて磨き続けるべきなんじゃないか、と思うんです。
ーなるほど、新しい挑戦を続けるのはファンの皆さんのためでもあるんですね。本日はたくさんのお話をありがとうございました!

岩田 剛典(いわた たかのり)プロフィール
1989年3月6日生まれ、愛知県出身。三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEとEXILEのメンバーとして2010年にデビュー。2013年から俳優活動も開始し、舞台「あたっくNo.1」で俳優デビュー。ドラマ『ディア・シスター』『ワイルド・ヒーローズ』『HiGH&LOW THE STORY OF S.W.O.R.D.』『砂の塔~知りすぎた隣人』『崖っぷちホテル!』『シャーロック』など話題作に多数出演。映画では『植物図鑑』(初主演)、『去年の冬、きみと別れ』『パーフェクトワールド 君といる奇跡』などで高い評価を受け、第41回報知映画賞新人賞や第40回日本アカデミー賞新人俳優賞をはじめ複数の新人賞を受賞。趣味・特技はダンス、サッカー。
●Instagram @takanori_iwata_official
撮影:髙橋耀太