森香澄「私にとって愛嬌は処世術」等身大に演じた初主演映画『てんてん ずっと独身でいるつもり?』

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「想像していないことだらけ」多方面での活躍を続ける

ー今回の作品は「自分の幸せを見つけていく」というテーマもありますが、森さんご自身にとっての幸せや、幸せを感じる瞬間について教えてください。

森:「幸せ」と聞くと結婚や家族とか、すごく大きなものをイメージしてしまいますが、実はそれほど大きなものでもないような気がしていて、例えば「結婚したら幸せ」と言いますが、今日は幸せだと思っても、次の日は喧嘩をしてしまうことだってあると思います。

私はもっと小さいところにある身近な幸せを大事にしていて、疲れたから美味しいもの食べに行くとか、ちょっと早く寝るとか、そういうところで「あ~幸せ!」って感じられる感性を持ち続けていたいなと思っています。

ー2年ほど前にも森さんに取材させていただきまして、その時は想像していないような幅広いお仕事にも挑戦していく志を語っていただきました。ここ2年ほどで「あれは挑戦だったな」と感じた出来事はありましたか。

森:美容本を出しました!オールナイトニッポンも全く想像していなかったですし、それこそ今回の映画主演も思ってもみなかった挑戦でした。想像していないことだらけです(笑)。

「これを森にやってみてほしい」という期待があってのオファーだと思うので、その期待に応えたい一心です。

ー今後挑戦してみたいことや、やってみたいことはありますか。

森:舞台やミュージカルをやってみたいです。私は生放送など、その場で生まれる生ものが好きなので、生で感動を生み出せる作品に挑戦してみたいです。

生放送やリアルタイムのものは、やり直しができないから緊張はしますが、「一緒に準備をしてきたみんなとならなんとかなる」みたいな、みんなで作り上げていく空気感が割と好きです。

これを私は文化祭と呼んでいて、最初は「これ間に合う?スケジュールやばいかも!」って壁に直面しても、最後は何とかなっていいものが完成する、みたいな。一生文化祭をやっていたいです(笑)。

ー「一生文化祭」良い表現ですね!もう10月になってしまいましたが、今年中にやりたいことはありますか。

森:このまま駆け抜けちゃいそうな気はしますが、かぼちゃスイーツ巡りがまだできていないので、シーズンが終わる前にやりたいです。

ー逆に、「最近これやって良かった」というような印象的な出来事はありましたか。

森:少し前に『ハイスクール・ミュージカル』が映画館で再上映されていたので見に行ったのですが、全身に青春を浴びて大泣きしました。

ーそれはどういう感情の涙だったんですか。

森:わからないです(笑)。ストーリーというより、作品の中の青春と主人公たちの未来があまりに輝いていて。あの映画は、トロイとガブリエラの進学する大学が遠いということが、まるで一大事件のように描かれていて、大人になった今では「いつでも会えるよ」なんて思っちゃいますが、でも学生の時は確かにそうだったよなと思い返しました。

席替えが運命を左右するような大きなイベントでしたし、気づけば自分も歳を取ってしまったなと感じながら学生の当時の気持ちを思い出したらすごくエモくなっちゃって、気づけば映画館で大泣き、ひとりで嗚咽みたいな(笑)。

ーそのレベルまで感極まったんですね。海外作品を見ることが多いですか。

森:全然日本の作品もよく見ますし、韓国ドラマとかも見ます。

ー俳優をされている方は、ついお芝居や映像に目を取られ、ストーリーに没頭できないとおっしゃっている方も多いですが、そういうのはないですか。

森:私はどっちでも見られるかもしれないです。本当にいち視聴者として作品を楽しめますけど、確かに「このカットすごいな」とか「このシーン何カメで撮ってるのかしら」と思う時もあります。でも基本は没頭できるタイプです。

ー最後に、この作品の見どころで締めくくりをお願いします。

森:この作品は平凡な人々の一部を切り取って描いていて、大きな成長をして大成功を収めるというようなドラマチックなお話ではありません。

でも、人生ってそういうものだと思うし、小さいことをすごく大きく悩んでいたりするものなので、「それでいいんだよ」と肯定してくれるようなホッとする温かさのある作品です。ぜひ見ていただけると嬉しいです!

森香澄(もりかすみ)プロフィール

1995年生まれ、東京都出身。

2023年3月にテレビ東京を退社後、アナウンス業、タレント業のみならず、ドラマ、映画に出演するなど、俳優としても活動の幅を広げている。

近年の主な出演作に、映画『裏社員。スパイやらせてもろてます』(25)、『ロマンティック・キラー』(25)、ドラマ「オトナの授業」(24/MX)、「伝説の頭 翔」(24/EX)、「栞ちゃん 心の声を聞かせてよ」(24/EX)、「年下童貞くんに翻弄されてます」(25/MBS)、「奪い愛、真夏」(25/EX)、「DREAM STAGE」(26/TBS)、「プロフェッショナル 保険調査員・天音蓮」(26/CX)など。9月1日には自身初の美容本「戦略的かわいいの作り方 森 香澄のかしこい美容メソッド」(小学館刊)を発売した。

●公式X @mori_kasumi_

●公式Instagram @mori_kasumi_

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撮影:荒眞人

ヘアメイク:高橋莉乃
スタイリスト:大山諒子

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