ドラマ『十六夜膳房』主演の中村蒼が贈るメッセージ。「失敗や後悔、間違いがあるからこそ良い人生」

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デビューから20年。俳優・中村蒼の人生観

ー2026年は俳優デビュー20周年イヤーと伺いました。今後の展望や目標を教えてください。

中村:20年経ったことに驚いていますが、とにかく20年やり続けられたのはすごく幸せなことです。僕も人並みに「ほかの人生だったら」とか「羨ましいな」と思う気持ちはありますが、改めて立ち止まって考えると、今回もこうして『十六夜膳房』をやらせていただけて、すごく恵まれていると思います。

でもまだ自分にできていないこともいっぱいありますし、演じることは自分を表現していくことでもあるので、これからの生活や人生をちゃんとお芝居に生かしていきたいです。

ー今年の夏には出演されている映画が2作品公開されていましたが、お忙しくご活躍される中でのリフレッシュ方法などはありますか。

中村:撮影期間中に完全にリフレッシュするのはなかなか難しいですが、僕はラジオを聞くことが好きです。サブスクで映画やドラマを見る時間もリフレッシュになっています。

ーラジオはどんな番組を聞かれるのですか。

中村:基本的に芸人さんがお話しているラジオが好きで、ナイツさんのラジオ番組や深夜のラジオとかもよく聞きます。

ーお好きな映画やドラマはありますか。

中村:一番好きなドラマは、『ブレイキング・バッド』です。あとは『モブランド』や『一流シェフのファミリーレストラン』というドラマも好きです。

『一流シェフのファミリーレストラン』はまさに料理人やレストランの話で、ドラマに登場する青いエプロンがアメリカですごく流行ったと聞きました。

青いエプロンを着てコンサートをするアーティストの人たちもいるくらい人気が出たらしいので、もしかしたら今回の『十六夜膳房』の、この赤いエプロンが流行るかもしれません(笑)。

ー日本でもエプロンブームが起きるかもしれませんね(笑)。海外の映像作品がお好きなんですか。

中村:リフレッシュで言えば、知っている俳優さんが登場する日本の作品よりも、海外作品の方がいいかなという気がします。

ー最初に「人生を振り返りたくなる」とお話していただきましたが、今回の作品は人生賛歌のようなテーマもあると思います。懸命に生きる人の背中を押すようなエールの言葉をお願いします。

中村:さっきの相談の話とも少し重なりますが、誰かの素晴らしい言葉や生き方は、自分にはあまり当てはまらないなと思っていて、結局は自分で解決して自分で自分を褒めてあげる毎日です。

僕は基本的に堕落した人間ですし、悩んでしまうとどんどん負の連鎖に入っていくタイプなので、そういう時こそ毎朝起きて仕事に行っているだけで「なんて自分は偉いんだ」と自分を褒めてあげます。

自分の幸福度のハードルみたいな基準を下げたことで気づけた幸せもあると思うので、あまり色々なことを望みすぎず、帰る家があってご飯が食べられる幸せをもっと大切に感じてもらえたら、些細なことでも自分の今の人生を肯定してあげられるんじゃないかなと思います。

ー「自分で自分を褒めてあげる」これはとても大切なことですね。

中村:「どんな人でも全く後悔のない人生はきっとない」と、僕は思います。不完全だからダメということでもなくて、そういう複雑さを全部ひっくるめての人生なので、生きていれば色々な失敗や後悔、間違いがあるからこそ、“良い人生”とも言えるんじゃないかなと。今回のドラマは自分で自分を肯定してあげられるような作品になっているので、ぜひ見てもらえたら嬉しいです。

中村蒼(なかむらあおい)プロフィール

1991年生まれ、福岡県出身。

2007年『恋空』でスクリーンデビュー。翌年、『ひゃくはち』では映画初主演を務めている。近年の出演作は、ドラマ『フェイクマミー』、『ムショラン三ツ星』、『ミッドナイトタクシー』、Netflixドラマ『SとX』、Amazon Original『沈黙の艦隊』シリーズ、U-NEXT『ちるらん 新選組鎮魂歌』、映画『教場 Reunion』『教場 Requiem』、『開戦前夜』など。

●公式X @lespros_aoi

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詳細はこちらから

撮影:荒眞人
取材・文:山﨑優斗(ユーウォッチ編集部)

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