大正12年の春。遠くの仙台から帝都・東京へと帝国歌劇団に入隊するためにやって来た真宮寺さくらは、劇場内を歩くうちに花組の公演に入り込んでしまい、パニック状態にしてしまう。そして「光武」を劇場の地下で目にしたさくらは恐れ、その霊力によって「光武」を暴走させてしまうのだった。その後、責任を感じたさくらは劇場を後にする。行き場を失ったさくらは弁天長屋のトラ坊の家にお世話になることに。もう一度帝劇を訪れたさくらは、マリアから花組の話を聞く。迷いの最中にいるさくらとはともに戦えないと告げるマリアだったが…。