夏目貴志の祖母・レイコは、妖たちに勝負を挑み、隷属の証として名前を書かせたという。その契約書の束「友人帳」を、用心棒である妖怪・ニャンコ先生と共に妖たちへと返していく貴志。おせっかいな彼の元にはさまざまな妖が集い始めるのだった。

「続 夏目友人帳」は、緑川ゆきのヒットシリーズで、人間と妖怪の交流を描いた作品です。主人公の夏目は、自身の優しさから度々ピンチに陥りますが、そんな彼を助けてくれるのがニャンコ先生です。夏目とニャンコ先生の微笑ましいやり取りや、あやしい出会いと切ない別れを通じて、人と妖の物語が展開します。この物語は、夏目のおせっかいをやめろという言葉とニャンコ先生の頼もしさが織りなす、心温まる物語です。