続・終物語

高校の卒業式の翌朝。顔を洗おうと洗面台の鏡に向かい合った暦は、そこに映った自分自身に見つめられている感覚に陥る。思わず鏡に手を触れると、そのまま指先が沈み込んでいき…。気がついたとき、暦はあらゆることが反転した世界にいた。

「続・終物語」は、高校生でも大学生でもない時期に阿良々木暦が体験した物語です。地獄のような春休みから始まり、数々の出会いと別れを経て、阿良々木暦の高校生活最後の一年間が終わったかと思われた。しかし、卒業式の翌朝、予想外の事態が発生します。これは終わりの続きの物語であり、阿良々木暦が新たな人生のステージに立つ前の、彼自身も予想しなかった出来事を描いた作品です。