時は日本が明治20年代だった頃の清朝末期。貧しい家の出身だった李春雲は宦官の道を選び、西太后から気に入られたことで順調に出世していく。一方、春雲と同郷の梁文秀は官僚になるための試験である「科挙」を首席で合格し、現皇帝である光緒帝の側近となった。そんな2人が出会い、義兄弟になりながらそれぞれが仕える立場として、衰退を始めた国のために働いていく。しかし、時が進む中、世界の動向や西太后と光緒帝の関係性が変化していくことで、李春雲と梁文秀の運命も大きく動き出す。激動の時代を生きる2人の主人公はどんな結末を見ていくのか。