幕末の江戸。東海道の宿場町・品川宿で問屋を営む「夢屋」の主人・雲は妻・かめ、11歳の長男・新之助と暮らしている。雲は無類の酒好き女好き。呆れ顔の新之助をよそに、仕事そっちのけでいつも遊んでばかりの雲だったが、実は居合いの達人だった。

「浮浪雲」は、ジョージ秋山の人気漫画を原作とした痛快な時代劇です。主演の渡哲也は、刑事ドラマの役柄とは一味違うひょうひょうとしたキャラクターを見事に演じています。脚本は『北の国から』の倉本聰が手掛け、その独特の世界観が描かれています。また、最終回には特別ゲストとして石原裕次郎が浮浪雲の義兄役で出演し、話題を呼びました。