チョン・スイン（演：チョン・ソニ）は、母親に捨てられ、父親からは日常的に暴力を振るわれる悲痛な幼少期を過ごしていた。天涯孤独に生きる道を選んだ彼女は“自分は誰からも愛されない人間なんだ”と悩みながらも、生きていくために真面目に働いていた。しかし、そんな彼女をさらなる悲劇が見舞う。ある事件に巻き込まれ瀕死状態となった身体をパラサイト〈ハイジ〉に乗っ取られてしまったのだ。しかしハイジは宿主であるスインの身体を治すため力を使ったことで、脳の乗っ取りに失敗、スインとハイジは予想もしなった奇妙な共存関係に陥ることになる。この度、解禁となったティザービジュアルにはハイジと共存することになったスインの強烈なビジュアルが描かれており、正常な人間である左の顔とは対照的に、右の顔から触手が伸びており、人間でもパラサイトでもない彼女の実体を表している。そして皮肉なことに、この奇妙な出会いによりスインの孤独だった世界が少しずつ変化していく。

「寄生獣 -ザ・グレイ-」は、2024年4月5日からNetflixで配信されている韓国ドラマで、監督はヨン・サンホが務める。原作は岩明均の漫画「寄生獣」を基にしながら、韓国を舞台にしたオリジナルストーリーが展開されます。人間を宿主にする寄生生物（パラサイト）が韓国に襲来し、特殊部隊「ザ・グレイ」が立ち上がる中、ある事件をきっかけに主人公チョン・スインは、パラサイトとの共生を余儀なくされることになる。彼の孤独な生活に忍び寄る脅威と、パラサイトとの奇妙な関係がスインの運命を大きく変えていく。本作はサスペンスと心理描写が融合し、観る者を引き込む緊張感あふれるストーリー展開が魅力。