草原の椅子

離婚して年頃の娘と暮らす50歳の憲太郎。そんな彼に、取引先の社長・富樫と友人になったり、陶器店の女主人・貴志子に恋したり、母親に虐待された少年・圭輔を引き取ったりと、転機といえる出来事が訪れる。そんな中、彼は3人と共にパキスタンへと旅立ち…。

「草原の椅子」は、母親に捨てられた少年との出会いが大人たちの心を癒やす、佐藤浩市主演の人間ドラマです。人気作家・宮本輝の小説を映画化した作品で、パキスタンのフンザで日本映画初の長期ロケが行われ、その美しい映像が特徴的です。また、少年の母親を演じる小池栄子の演技も見どころの一つです。人間の心の葛藤と成長を描いた感動作です。