日舞の家元・柴山は歌舞伎座の名流会に出演することを夢見ていたが、独立時の借金に追われ、やる気のない弟子たちにけいこをつける日々だった。そんな柴山の前にある日、新聞記者の水野が現れ、300万円の裏金を渡せば名流会に出演させると持ちかける。

「難波金融伝　ミナミの帝王18　騙しの方程式」は、日舞の家元が多重債務者となり、悪徳金融に踊らされる物語です。主人公の銀次郎が、裏で多重債務者たちを苦しめる大手金融業者をターゲットにします。利息制限法を突いた銀次郎の巧妙な追い込みが見どころで、天宮良と笹野高史が演じるだまされ役の弱り顔も見逃せません。この作品は、金融の世界に生きる人々の生き様を描いた作品で、観る者に深いメッセージを投げかけます。