身分を隠し全国の農家を手伝ってまわる金太郎。実は農林省の官僚で、省が開発した農薬を普及させる任務を課されていた。一方、東京でリストラされ帰省中のみのりは、茶畑農家を営む祖父が倒れたことで、金太郎のサポートを受けて茶作りに挑戦するが…。

「種まく旅人 ～みのりの茶～」は、大分県臼杵市の美しい茶畑を舞台に、有機栽培のお茶作りに挑む人々の姿を描いた作品です。主人公は官僚でありながら、現地に足を運び、お茶作りに情熱を注ぐ人間味あふれるキャラクターで、その役を陣内孝則が見事に演じています。この映画を通じて、「シンプルな暮らし」の大切さが伝わってきます。お茶の有機栽培に関わる人々の奮闘と、その中で見えてくる人間ドラマが描かれています。