組長の神浦に憧れてヤクザになった影山は、ヒットマンの銃弾に倒れた神浦から後を託される。実はバンパイアだった神浦に噛みつかれて自分もバンパイアになった影山は、神浦の復讐を果たそうとするが、ヤクザバンパイアが増殖し、大戦争に発展する。

「極道大戦争」は、バンパイアとヤクザが融合した異色の映画です。三池崇史監督の荒唐無稽な演出が光り、登場人物のほぼ全員が感染してヤクザ化するという独特の世界観を描き出しています。この「ヤクザ映画＋バンパイア映画」の中で、ブラックユーモアが随所に散りばめられています。主人公は敏感肌のヤクザで、市原隼人がその役を熱演しています。彼の演技が、この映画の魅力を一層引き立てています。