合葬

慶応4年(1868年)、徳川慶喜が江戸城を明け渡し、将軍の警護や江戸の治安維持を担っていた彰義隊は反社会勢力として見なされる。そんな中、強い志を持つ極、仕方なく入隊した柾之助、隊に疑問を抱く悌二郎という3人の隊士が、時代に翻弄されていく。

「合葬」は、杉浦日向子のコミックが原作の青春時代劇です。幕末の江戸を舞台に、治安部隊・彰義隊の若者たちが数奇な運命を辿る様子を描いています。柳楽優弥、瀬戸康史ら人気若手俳優が彰義隊の若者を演じ、その生き様を鮮やかに描き出しています。杉浦日向子の緻密な江戸風俗研究に基づいた作品で、幕末の風情と若者たちの熱い思いが見事に描かれています。