人生劇場 飛車角と吉良常

東京で文士になるべく勉学に励む青成瓢吉。そこへ、瓢吉の父と旧知の仲で、上海から引き揚げて来た老侠客・吉良常が同居することになる。吉良常が留守をまもるその家に、ある悶着から巡査に追われる身となった飛車角が逃げ込んできて…。

「人生劇場 飛車角と吉良常」は、名匠・内田吐夢監督が手掛けた文芸大作です。東映の任侠路線の出発点である「人生劇場 飛車角」を再映画化した作品で、飛車角だけでなく、老侠客の吉良常にもスポットを当てています。任侠映画の枠を超え、文学の香り高い作品に生まれ変わらせました。スタイリッシュな演出と深みのあるストーリーが魅力の一本です。