妻を亡くしたティーは工事現場で働きながら、一人息子ディッキーを名門小学校に通わせていたが、貧乏なディッキーはいじめられる毎日。そんな中、ティーがゴミ捨て場で拾った物体が生物に変身し、ディッキーはそれを“ミラクル7号”と呼んで飼い始めるが…。

「ミラクル7号」は、貧乏親子が謎の生命体と出会う痛快なSFエンターテイメント作品です。チャウ・シンチー監督の手によるSFドタバタ劇で、「カンフーハッスル」のようなコミカルさと奇想天外なストーリーが展開します。親子の絆を描きつつ、ユーモラスな要素も散りばめられており、視聴者を飽きさせません。特に、実は女の子である息子役を演じたシュー・チャオの演技は見事で、作品の魅力を一層引き立てています。